朝早く庭に出てみると
名前のわからない鳥が電線に止まってた。
腹部は東からの強い強い光を受けて美しい緑色に輝いていた。
朝陽はそんな小さなことを教えてくれた。

「たぶんムクドリじゃないかなあ」と彼女は言った。

そのたぶんムクドリはくるりと反転して尻尾を見せてくれた。
やはり美しい緑色に見えた。

もう一羽飛んできた。
どうやら何か話し合ってるみたいだ。
仲の良い夫婦だろうか。
しばらくすると西へ飛び去って行った。

その特になんでもないどこにでもある数秒あるいは数分が
妙に脳裏に焼きついて離れない。
猛烈にその姿を絵に描きたいと思った。



きっと火の鳥を読み返したからだろう。
「ヤマト・異形編」と「鳳凰編」を。

今読むと哲学的で仏教寄りだな、火の鳥って。
人は何故生きるか・死ぬか。また何の為に生きるのか。
輪廻転生、とか。
ヤマト~と鳳凰共に時代設定がそもそも。うん。

この勢いでブッダ読みたい。
前読んだ時はさっぱりんぐだったけど今なら読めると思う。
それとブラック・ジャック。よろしくしないほう。本家。
と言いつつよろしくするほうも読みたい。

あああ私は私が嫌いだ。
受け入れる覚悟は前より少し。少しは。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年7月  >>
293012345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829303112

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索