草むしりをしました

庭で母が草をむしっていた。
犬と賑やかしに行ったつもりがミイラ取りがミイラになるみたいに
何だか自分も草むしりをしたくなったので、してみた。
鎌と笊とガーデニング用手袋（ゴム手がよかったのだが私の分まで無かった）
を手に入れスタート。


おお、この感覚、におい、懐かしい･･･
で、ちょっと楽しい。
元々草むしりや花を愛でたり、そういうことが私は好きなのだ。

しかし単純作業。
初めのうちは丁寧にちまちまやっていたのだが
だんだん色々どうでもよくなってきて
「どくだみは、くさいから取らなくてもいいよ」と言われていたのに
どくだみだけ残すのも後で母の手を煩わせるし、
とにかくそこいらの緑をなくしたかったので禁断のどくだみにも手を付けた。

もうね、どくだみくさいくさい。
それに奴らは尋常じゃないほど根を張る。
何がドクダミハブ茶プーアールーなんだろうと思った。
まー実際体に良いんだよね。

あいつらはまだ引っこ抜きやすいから許せるのだよ。くさいけど。

問題は笹である。
草をむしる事が久しぶりすぎて忘れていたけれど笹は
もっっっのすごおおおく抜きにくいのだった！
これから役立つような役立たないような、そんなトリビア。


坦々とした作業なのに、逆にそれだからなのか
これからどうしようやら人生についてやらそういうの考えなかった。

そういや部活でみんなでぶちぶちぐだぐだ草むしったなーとか
今この瞬間、草と土とにらめっこしてる二十代の女ってどのくらい居るんだろうとか
どくだみや笹なんかの方がよっぽど生命力あるなぁとか
そういうのをモヤーっと思ってた。


結局2時間近くむしむしむしり。
まだまだ残ってる･･･
ていうか、みみーずさん、出すぎ。

日焼け止め塗ってなかったから、ぼぉーん。
今になっても腰が痛くて痛くて、ぼぉーん。
どくだみ臭も消えないし、あーあー。

いや、でも、ちょっとだけだけど、がんばったと思う。
まさに草臥れた。